夏の時期に着物の上にお召しになる品物に悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
たとえ単衣のコートや羽織をお持ちになっていてもお召しになった時、縫込みが濃く透けてしまい気になってしまったり、一般的なデザインのお召しものに不満をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
「まきぬい」とは単衣和服の縫製方法の一種で、主に紗や絽の生地でコートや羽織にお仕立てします。実際のお仕立てには、非常に特殊な技法と、高い技術と経験が必要となります。
この技法の特徴は、和服の仕立てでは縫込みをそのまま残すのが基本ですが、縫い込みをできるだけ落としてお仕立てするところにあります。このようにする目的は従来の仕立て方ですと、紗や絽の場合お召しになったときに縫込みの部分だけ濃く見えてしまいます。縫い込みをおとすことによって、涼しげな着姿となります。仕立て直しもままにならないため、究極のおしゃれ着といえるでしょう。
縫い方や、糸も通常の仕立てとは全く違いますし、縫い目を落として仕立てるため、切った後の布の始末をいい加減にしますと、後日すぐにほつれ等問題が起こります。お仕立て代も通常の2倍、3倍ではできないお仕立てです。最近はこれをまねたいい加減なお仕立ても多くみられますので、ご注意したほうがよろしいと思います。というわけでどのような生地でもできるお仕立てではないため 「お仕立て処 うえの」 では生地もこちらでご用意させていただき、実際に当店にいらっしゃったお客様のみにご提供しております。
「まきぬい」は弊社の登録商標です。
男物羽織 マチ 衿 | 男物羽織の背縫い |
着姿 | 着姿 |
女物コート小衿 | コート袖の振り |
女物コート全体 | 女物コート下前の小衿 コートの下前は上前と重なっても濃く透けないように特殊な形をしています。 |
生地仕立て代込み 男物羽織480,000円(税別)
女物羽織 480,000円(税別)女物コート580,000円〜(税別)で承ります
お店にいらしてもお勧めいたしませんので、ご興味のある方はお電話の上ご相談ください。
03-3834-2928 です。
またお店にお越しくだされば、さまざまな種類の「まきぬい」をご覧いただくことができますので、是非ご来店ください。